M17:ブライダルドリーム
終盤に向けて、会場のギアをさらに上げたのが、角巻わためと常闇トワによる「イノコリ先生」。コール&レスポンスで「わためのこと好きですか?」「トワ様のこと好きですか?」と聞いて爆発的な反応を引き出しつつ、力のこもったデュエットを聴かせる。そしてときのそら、星街すいせい、湊あくあ、白上フブキ、天音かなた、ムーナ・ホシノヴァ、アイラニ・イオフィフティーン、小鳥遊キアラ、がうる・ぐらの9人が3面ステージに3人ずつ分かれて登場し、「ホロライブ・サマー2023」のテーマソング「青春アーカイブ」を披露。
M19:イノコリ先生
続いてときのそらは「誇り高きアイドル」をソロで歌唱。アイドルとしてのプライド、叶えたい夢、様々な強い想いを輝きに転換したような力強い歌声が、幕張メッセの観客たちの心を射抜く。そして「HoneyWorks stage」のラストを飾ったのは星街すいせい「教室に青」。スクリーンに映し出される映像が学校の風景から星空に移り変わっていくなか、星明りのように煌めく歌を広大な会場に隈なく響き渡らせる。幕張メッセに集ったファンを含むすべての仲間たちを祝福するようなハミングが清々しい余韻を残して、ホロライブメンバーたちの“青春”と“アイドル力”をいつもとは違う角度で引き出した「HoneyWorks stage」は幕を閉じた。
M22: 教室に青
「hololive 5th fes.」DAY2の2公演目、そして2日間に渡って開催されたfes.を締め括ったのが「hololive stage3」。ホロライブ、ホロライブEnglish、ホロライブインドネシア所属のタレントの中から18名が登場し、オリジナル曲とカバー曲を織り交ぜながら全30曲(メドレー含む)を歌い繋いでいった。
ライブのオープニングを飾ったのは18名による「キラメキライダー☆」。1st fes.で初披露されて以来、ファンの間で愛され続けている楽曲だ。18人全員がブライト衣装と呼ばれる統一感のある衣装を着て一緒に歌うことで、さらに煌めきが強まった印象を受ける。客席も大合唱で応えて最高の滑り出しを切ると、続いて雪花ラミィが自身のソロ曲「Lamy*Love♡Fest☆」を披露。次々と変化するハイテンションな曲調は電波ソングっぽくもあり、ラミィの甘い歌声との相性もバッチリ。そしてAZKiも電波テイストの強いアッパーな猫ソング「ω猫」でかわいらしく“にゃんにゃん!”を連発して、会場のテンションを爆上げする。クレイジー・オリーはゾンビアイドルらしく、TVアニメ『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』のOPテーマ「ソングオブザデッド」(KANA-BOON)をカバー。ワイルドな歌唱と生バンドによるパンキッシュな演奏が合わさって、強烈なインパクトの世界を作り上げていた。
M1:キラメキライダー☆
さくらみこと白上フブキの“フブみこさん”コンビは、かわいさ全開のアイドルソング「むげんだいすき」(iLiFE!)でラブリーな魅力を振りまいて、“すっき”と“きっす”の過剰摂取にオーバーヒートする観客が続出。2人はその後のMCでもアイドルキャラを貫いてコール&レスポンスなどで会場を沸かせる。ワトソン・アメリアはアニソン定番曲「シュガーソングとビターステップ」(UNISON SQUARE GARDEN)をカバー。間奏でのエアギターや愛らしい振り付けなど、元気いっぱいな姿が印象的だった。そして壮大かつ浮遊感のあるEDMサウンドと共に美しい景色を描き出したのが七詩ムメイ「mumei」。神秘的なメロディーと淡く可憐な歌声が会場に浸透していく。
M6:シュガーソングとビターステップ
ラプラス・ダークネスは開口一番「刮目せよ!」と呼び掛けて、K-POP風のスタイリッシュなダンスポップ「合縁事変」を披露。小さい体でキレのあるダンスを見せる。百鬼あやめ、雪花ラミィ、アーニャ・メルフィッサはアイドルソングの名曲「初恋サイダー」(Buono!)を原曲と同じ3人編成で歌って、爽やかなコンビネーションで観客を魅了。続いてアーニャ・メルフィッサはダークなエレクトロスウィング「偽物人間40号」(¿?shimon)で蠱惑的にも挑発的にも響く歌声を届ける。ムーナ・ホシノヴァは弾けるポップパンク「Who’s Toxic ? It’s You!」を歌い、観客も「Wow Wow」と大合唱して気持ちが1つに。