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常闇トワが歌ったのは、今年1月に発表したばかりのシングル「S.T.Y.」。低音が豊かでクールな歌声のみならず、曲中で指ハートを作ってファンサするなどお茶目なところも彼女の魅力だ。紫咲シオン、ワトソン・アメリア、七詩ムメイは、これもアニソンの定番曲「空色デイズ」(中川翔子)をカバー。サビで3人が中央に集まってこぶしを掲げるなど、エモーショナルな見せ場を作る。ここでスクリーンにホロライブメンバーたちの過去のライブ映像をコラージュした映像が流されると、再び18人が全員登場して、ホロライブ最初の全体曲にしてファン人気も高い「Shiny Smily Story」を歌唱。本公演のテーマ〈キャプチャー ザ モーメント〉は、この楽曲の歌詞“いつも聞こえるエールはここにキャプチャーしてまた新しい光を探したくなるよ”とリンクするもの。まさに今この瞬間、18人の歌声という名のエールがキャプチャーされて新鮮な光を放つ。

M12:S.T.Y.


「Shiny Smily Story」の輝きを折り返し地点にして、ここからはライブ後半戦に突入。シンデレラをモチーフにした映像をバックに熱く華麗なステージが展開された紫咲シオン「シンデレラ・マジック」、ASMRっぽい柔らかな歌声と猫ミーム風のムービー演出がいい味を出していた猫又おかゆ「ネコカブリーナ」、会場の空気を震わすほどの合いの手と“あくたん”コールで盛り上がった湊あくあ「君の最推しにしてよ!」と続く。特に「シンデレラ・マジック」と「君の最推しにしてよ!」は共にHoneyWorksが提供した楽曲で、「HoneyWorks stage」からの流れを感じさせるセトリだ。さらにロボ子さん、湊あくあ、セレス・ファウナの3人でTVアニメ『ブレンド・S』のOPテーマ「ぼなぺてぃーと♡S」(ブレンド・A)をパフォーマンス。ステージをクルクルワチャワチャと動き回りながら歌う3人はスウィートな魅力に溢れていた。

M18:ぼなぺてぃーと♡S

続くMCパートで猫又おかゆと一緒に登場したロボ子さんは、「ボクの曲は落ち着いた感じなのでリラックスして聴いて」と呼び掛けて、「僕が死のうと思ったのは」(中島美嘉)をソロで歌唱。衝撃的なタイトルだが希望も込められたこの楽曲を、ロボ子さんは繊細なボーカルで表現して、聴き手の心を優しく包み込む。続いてセレス・ファウナが歌ったのはTVアニメ『オッドタクシー』のOPテーマ「ODDTAXI」(スカートとPUNPEE)。ゆるふわな歌とラップが会場をメロウな雰囲気に塗り替える。そして百鬼あやめは新曲「melting」をサプライズで初披露。不安や悩みを溶かしてくれる存在(=ファン)に対するピュアな気持ちをしっかりと伝える。猫又おかゆとムーナ・ホシノヴァはクールなダンスチューン「Gimme×Gimme」(八王子P × Giga)をセクシーな声音とタイトなダンスで表現。ブレス多めのおかゆとパキッとしたムーナ、歌声のバランス感も抜群だった。

M22:Gimme×Gimme

続く白上フブキは推しへの愛を手紙のようにしたためたメロコアチューン「LETTER☆彡」で会場中の共感を得る。そしてさくらみこは自身の活動5周年の節目に発表した「アワーツリー」を歌唱。彼女が作詞に関わった本楽曲の歌詞には、歴代のホロライブfes.のスローガン(「とまらない」「こえていく」「つながる」「ひろがる」)が入れ込まれており、一歩ずつ大きくなってきた彼女およびホロライブの歴史とまだまだ広がり続ける未来への感謝の気持ちを、“これからもずっとありがとう”というシンプルな言葉で伝えてファンを感涙させる。

M23:LETTER☆彡


観客の興奮が冷めやらぬなか、今度は星街すいせいが「お待たせ!」と元気いっぱいに登場。まずは自信と勇ましさに満ちた高速ロック「灼熱にて純情(wii-wii-woo)」をガツンと歌うと、そこから爽快さと焦燥感が入り混じったような「Newton」に繋げてメドレーに突入し、会場は熱狂の渦に包まれる。さらに情熱と煌めきに満ちた「ソワレ」でオーディエンスの熱気はピークに。最後の一節で両手の人差し指をクロスさせる仕草も、“僕たちの物語”が今この瞬間、交わったことを示していたかのようで特別感が感じられた。

続いて常闇トワ、ラプラス・ダークネス、クレイジー・オリーが、ステージに火柱が上がるなか「RAD DOGS」(Vivid BAD SQUAD)のカバーを披露し、ダンスやラップも交えたアグレッシブなパフォーマンスで魅了。その後、ライブはついにクライマックスを迎える。正面ステージに現れたのは星街すいせいとAZKi。かつてカバーの音楽レーベル・イノナカミュージックに所属していた間柄の2人だ。歌うは「The Last Frontier」。AZKiがすいせいと歌うために自ら作詞・作曲を手がけた楽曲で、しかも今回はすいせいがこのライブのために歌詞の一部を書き換えたバージョンでの披露に。原曲は引退を予定していたAZKiからすいせいに贈る楽曲という要素が強かったが、その後にAZKiがホロライブに移籍するルートを選んだことから、すいせいがリライトした歌詞も、2人で肩を並べて未来へ進む内容に変わっている。青とピンクの彗星が絡み合いながら宇宙を駆ける映像をバックに、背中を預け合いながら凛々しく歌声を重ねる2人のステージでの姿に、過去・現在・未来を繋ぐこの瞬間だけの奇跡を感じた人は多かったはずだ。

M27:The Last Frontier

その後のMCでは、すいせいがサプライズでAZKiに宛てた手紙を読む場面も。書き換えた歌詞に込めた意味、今こうしてまた一緒にホロライブで活動できている喜びを伝え、AZKiは涙を流しながらその想いを受け止める。そして最後はTシャツ衣装に着替えた18人が本公演のテーマソング「Capture the Moment」を歌唱。晴れやかなメロディーとサウンド、一瞬一瞬のかけがえのなさと誰かと瞬間を共有する素晴らしさを思い出させてくれる歌詞、ユニゾンによって一層輝きを増す歌声。銀テープも発射されて会場全体が祝福感で満たされるなか「hololive stage3」、そして「hololive 5th fes. Capture the Moment」は大団円を迎えた。2日間で延べ100曲以上が歌われ、ホロライブ史上最大規模となった今回のfes.。きっとこの時間を共有した誰もが、いつまでも色褪せることなく思い出に残る“瞬間”を見つけられたのではないだろうか。

取材・文 / 北野 創
写真 / Takashi Konuma  Mei Okabe

配信チケット・アーカイブ視聴チケット販売中

■販売期間 
2024年4月22日(月) 23:59まで
※各配信チケットは4月22日(月) 23:59まで購入可能です。
※公演終了後からアーカイブ視聴可能となり、4月23日(火) 23:59まで何度でもご視聴いただけます。
※2024年4月23日(火) 23:59を過ぎると、アーカイブ視聴中でも視聴できなくなります。
※お支払いの際、チケット代金の他に各種手数料がかかります。お申込み画面にてご確認ください。
※税込み価格となります。

【プレイガイド】
SPWN:https://virtual.spwn.jp/events/24031601-jphololive5thfes

EXPO 2024 & 5th fes. 事後通販(OFFICIAL SHOP)

本イベントのグッズ事後通販を受け付けております。
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■販売期間
2024年4月30日(火)18︙00まで 
販売期間の期間や注意事項・詳細は、公式HPの販売ページなどをご確認ください。

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