国際ASMRの日とは
海外で活動するASMRアーティスト達が2012年4月9日にASMRによって得られる独特の感覚や、それによってもたらされるメリットを認識する日として提案されたのが起源とされています。
日本でも「国際ASMRの日」が少しずつ広まり始め、4月9日にはYouTubeなどで特別なASMRコンテンツの配信が行われたり、SNSなどでも度々話題に上がったりしています。
【ASMR(エイエスエムアール)とは】
ASMRとは、「Autonomous Sensory Meridian Response(自律感覚絶頂反応)」の略で、聴覚から感じられる特定の音がきっかけ(トリガー)となって起こる様々な自律的反応のことです。
例えば「黒板をツメで引っ掻いた音」というと、想像しただけでも背中がゾクッとします。このように聴覚には情報を聞き取るだけでなく、身体のいろいろな反応を引き起こすきっかけにもなっています。この反応を利用して、たき火の音や雨音などを録音し、リラックスするためのトリガーとして楽しむ人が増えています。
このようなコンテンツの録音方法はダミーヘッドマイクという人型のマイクを用いて、周囲360度の位置情報も含めて録音する「バイノーラル録音」であることが多く、バイノーラル録音された音源を楽しむためには、マイクの左側から集音された音は左耳で、右側から集音された音は右耳で聞く必要があります。
一般的なスピーカーでは、左右の音が空気中で混ざってしまうのでバイノーラル録音された音源の再生には適しません。バイノーラル録音された音源は専用のイヤホンやヘッドホンで再生することで、実際その場にいるような生々しい体験をすることが可能です。